3月は粋で渋めの柄をご紹介していきたいです
今回おなじみのこちら
かまわぬ
歌舞伎役者の七代目・市川団十郎が
『かさねの与右衛門』の役に扮した際
この模様を使ったとか
判じ物(文字や絵画にある意味を隠し
それを当てさせるようにしたもの。遊び)
の柄で
かまわぬは、物事にこだわらないという意味の
歌舞伎古典柄の一つだそうです
そしてこちら
鎌い枡
寿曽我対面(ことぶき そがのたいめん)で
曽我五郎・市川団十郎の『かまわぬ』に対し
初世市川男女蔵が
朝比奈で『かまいます』の柄の襦袢を作り
二人で暴れ、肌脱ぎになる振りが大評判になったとか
かまいます、しりませんでした・・無知すぎる・・
そしてもう一枚
よきこときく
三代目尾上菊五郎よりこの柄を音羽屋の持柄にしていましたが
六代目『羽根のかむろ』に衣装に用いられ
人気がでたそうです
斧を『よき』
琴の字を『こと』
菊花を『きく』
と読ませて
『良い事を聞く』としゃれた感じでございますね〜
わたくし
このことをかなり子供の頃から知っておりました
なぜか・・・
そう、敬愛する横溝先生
しかも一番好きな『犬神家の一族』にて
この言葉を用いて事件が起きるからです・・・
子供心にすごい!!!感心したものです
余談でしたね。はい。
のま
(でも意味を知るとまた楽しいです
図案って)