格子柄、ずらり
十七格子
格子は格子縞、とも呼ばれています
織物文様の基本中の基本
皆に愛された縞模様
きりり
弁慶格子
歌舞伎狂言の『勧進帳』の中で弁慶が着た衣装の模様
市川家の得意な狂言なので
『市』の文字を太い縞一本で
『川』を細い縞三本で表して作ったのが弁慶格子だそうです
高麗格子
歌舞伎五代目・松本幸四郎が
『幡随院長兵衛』役の時に
この格子柄の合羽を用いたそう
幸四郎の高麗屋の屋号から
この名がついたそうです
そしてこちら
三筋格子
歌舞伎役者・市川団十郎が
『かさね』の与右衛門の役でこの模様の衣装で出演したのが始まり
団十郎の人気と共にこの模様も江戸市中に氾濫したそうです
古い小唄の中にも
三筋格子の言葉が出てくる程
格子
いわゆるチェック柄
知れば知る程図柄のいうのは面白い
今回改めて
図案・図柄というものに心ひかれました
のま